小鉢の心意気 (ちくま文庫)
小鉢の心意気 (ちくま文庫)
によって 阿部 なを
4.5 5つ星のうち(1人の読者)
小鉢の心意気 (ちくま文庫) - 内容(「BOOK」データベースより) 料理の中心ではないけれど、他をひきたて食卓に欠かすことのできない小鉢もの。地味で何気ないけれど、心安らぐ小鉢料理のような人生でありたい…北国の風土と、こまやかな手仕事の中から生まれた珠玉の言葉をつづった料理研究家・阿部なをの随筆集。季節の食材を生かし、膳をととのえる女性の心意気と、それらの背景にあった日本の家族の風景が生き生きとよみがえる。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 阿部/なを 1911‐1996年。料理研究科。青森市生まれ。人間国宝・堀柳女に師事し、人形作家となる。洋画家・阿部合成と結婚していたが離婚し、48歳より料理の道に入り、東京・上野にみちのく料理の店「北畔」を出す。NHK「きょうの料理」の人気料理研究家としても活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
小鉢の心意気 (ちくま文庫)の詳細
本のタイトル : 小鉢の心意気 (ちくま文庫)
作者 : 阿部 なを
ISBN-10 : 4480423125
発売日 : 2007/02
カテゴリ : 本
ファイル名 : 小鉢の心意気-ちくま文庫.pdf
ファイルサイズ : 24.88 (現在のサーバー速度は22.12 Mbpsです
以下は、小鉢の心意気 (ちくま文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
1988年に出た単行本の文庫化。著者は料理研究家。本書の前半は、「わたしの歳時記」「味覚歳時記」として12ヶ月それぞれの食材や料理について語ったエッセイ/レシピ集。丁寧でしっとりとした語り口。たとえば1月なら大根を取り上げ、煮るなます、おろしの錦木、皮のきんぴらなどが紹介されている。後半は自伝的エッセイ。親交のあった太宰治や筑摩書房社長の古田晃のこと、また自身がなぜ料理の道に入ったかなどが説明される。太宰の身勝手ながらも小心なところがうかがわれて興味深い。
0コメント