本心と抵抗
本心と抵抗
によって 笠原 敏雄
4.2 5つ星のうち(5人の読者)
本心と抵抗 - 内容紹介 「本書は、人間に起こる現象を扱うためのパラダイムとも言うべき、私の唱える〈幸福否定〉の理論とその運用法を具体的に提示し、心理療法の土台をなす人間観の“人間化”をめざすものです。 本来の人間は、動物とは比較にならないほど高度な能力や徳性や自発性を持っているし、自らを向上させようとする意志も抜きがたく持っています。 にもかかわらず、専門家も非専門家も、ストレスなどという単純きわまりない機械的原因論で満足し、そこから一歩も出ようとしないのは、なぜなのでしょうか」(著者) 著者について 1947年生まれ。早稲田大学第一文学部心理学科卒業。病院での臨床経験(心理職)を経て、1996年4月、心理療法を行ないながら、クライエントとともに人間の心の本質を探究することを目的に〈心の研究室〉開設、現在に至る。著書:『隠された心の力;唯物論という幻想』、『懲りない・困らない症候群;日常生活の精神病理学』(『なぜあの人は懲りないのか・困らないのか』として2005年に再刊)、『幸福否定の構造』(以上、春秋社)、『希求の詩人・中原中也』(麗澤大学出版会)、『加害者と被害者のトラウマ;PTSD理論は正しいか』(国書刊行会)、『超心理学読本』(講談社プラスα文庫)など。 編著書:『サイの戦場;超心理学論争全史』(平凡社)、『超常現象のとらえにくさ』、『多重人格障害;その精神生理学的研究』、『偽薬効果』(以上、春秋社)など 翻訳書:『がんのセルフコントロール』(共訳、創元社)、『前世を記憶する子どもたち 1・2』、『前世の言葉を話す人々』、『生まれ変わりの刻印』(以上、春秋社)、『もの思う鳥たち;鳥類の知られざる人間性』(日本教文社)など。
本心と抵抗の詳細
本のタイトル : 本心と抵抗
作者 : 笠原 敏雄
ISBN-10 : 490263015X
発売日 : 2010/7/1
カテゴリ : 本
ファイル名 : 本心と抵抗.pdf
ファイルサイズ : 29.81 (現在のサーバー速度は29.64 Mbpsです
以下は 本心と抵抗 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
幸せを拒む病、幸福否定の構造を読んで、続いてこちらを三冊目に読みました。先の二冊を読み、理解ができなかったことや分かりづらかったこと、ピンとこなかったことが、この本にある多くの事例を読むことで、とても納得がいく形で理解が進んだと思います。素晴らしい内容です。とは言え、やはりここまで読み深めてようやく少しだけ理解できるというのは真の幸福を屈託なく手に入れる事が出来るようになるには大変だなあと、ひしひしと感じます。個人的には、著者が提案する「喜びの演技」のまねごとを、試していますが、「思いつく簡単な抵抗」に対してはなんとか続けています。(最も抵抗していることは、よくわからないため)かれこれ3カ月ほどになると思いますが、途中3週間ほどすっかり忘れ、友人に言われて思いだし、再開しています。素晴らしいとしか言いようがないのですが、自分だけではなく、なぜか何もしていない家族にも変化があります。気のせいかもしれませんが・・・。
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