サケ学への誘い
サケ学への誘い
によって 帰山 雅秀
4.3 5つ星のうち(2人の読者)
サケ学への誘い - 内容紹介 著者の半世紀に及ぶサケについての研究を生態を中心にまとめたものです。 サケ類の生活史がいかに多様で,それがどのように進化してきたのかについてわかりやすく述べられています。人とサケの関係についてもサケ文化や産業としてのサケの利用について語られています。また東日本大震災による大被害を受けた三陸沿岸のサケの状況にいても付記されています。 2019 年は「国際サケ年」です。本書を読んでサケ類の魅力と不思議さを知るとともに,サケ類が生きる川,海,そして地球のあり方を感じて頂けたらと思います。 著者について 帰山 雅秀(かえりやま まさひで) 1949年小樽市生まれ 北海道大学大学院水産科学研究院教授,北海道大学国際本部特任教授を経て北海道大学北極域研究センター 北海道大学名誉教授 水産学博士 著書 『最新のサケ学』(2002,日本水産学会監修,ベルソーブック011,成山堂書店) 『サケ学大全』(2013,帰山雅秀・永田光博・中川大介編著,北海道大学出版会) 『川と海を回遊する淡水魚─生活史と進化』(1994,後藤晃・塚本勝巳・前川光司編,東海大学出版会,分担執筆) 『サケ・マスの生態と進化』(2004,前川光司編,文一総合出版,分担執筆) 『サケ学入門』(2009,阿部周一編著,北海道大学出版会,分担執筆) など 商品の説明をすべて表示する
サケ学への誘いの詳細
本のタイトル : サケ学への誘い
作者 : 帰山 雅秀
ISBN-10 : 4832982311
発売日 : 2018/10/12
カテゴリ : 本
ファイル名 : サケ学への誘い.pdf
ファイルサイズ : 20.32 (現在のサーバー速度は27.73 Mbpsです
以下は、サケ学への誘いに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
日本人に身近なサケについての知識がたくさん盛り込まれた良い素材です。しかし良い素材のまま、きちんと編集せずに世に出した感が大変強い商品です。記述の順序が前後したり、用語の説明がずいぶん後になってから出てきたり、誤解を招く表現がそのままだったり、ちょっと手を入れればずっと良くなるだろうと思われるところが随所にあって、「第1原稿」ないし「草稿」という感じが通読中ずっとしていて、とてもイライラします。これで2400円は高いと思います。せっかくの著者の素材がこれでは、残念でなりません。例えばP.36「動物は、1個体が2つ以上の戦略を採ることができませんが、個体は条件に応じて2つ以上の戦略を取ることができます」意味、分かりますか?言葉の選択を間違って意味が通らない事例ですが、これはちょっと手直しすればすぐに良くなるところです。こういうのがあちこちにあります。P.39「西湖のクロマスとアンダーソン湖の黒コカニーの(中略)を調べ、北太平洋の2祖先系統を持ち、少なくともアンダーソン湖の黒コカニーは同所的に分布するベニザケとは異なると述べています。」これも意味が分かりません。主語がないからです。こういうのもあちこちにあります。P.125「・・・北上川から遡上しているを示唆しています」P.164「このようことから」など、単純な字句の脱落も多く、原稿を一読していれば気づくようなヘンなところが、至る所に残っていることから、編集者は原稿をまったく磨くことなく、もらったまま印刷に回したのではないでしょうか。たいへんに残念な仕上がりです。
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