文庫 定年後に読みたい文庫100冊 (草思社文庫)

文庫 定年後に読みたい文庫100冊 (草思社文庫)

によって 勢古 浩爾


4.8 5つ星のうち(14人の読者)

文庫 定年後に読みたい文庫100冊 (草思社文庫) - 内容紹介文庫本をこよなく愛する著者が、これまでに読んだおよそ4000 冊の本から、いっさいの見栄や世評からの影響を排し、「おもしろいかどうか」だけの基準で選んだ珠玉の文庫100 冊を紹介する。文庫書き下し。選考の基準はたった一つ。読んで「おもしろいかどうか」だけ。こんな歳になって、苦しむだけの読書はもうごめんである。内容(「BOOK」データベースより)文庫本をこよなく愛する著者が、これまでに読んたおよそ4000冊の本から、一切の見栄や世評からの影響を排し、「おもしろいかどうか」だけの基準で選んだ文庫100冊を紹介する。著者について1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に34 年間勤務ののち、2006 年末に退職。1988 年、第7 回毎日21 世紀賞受賞。著書に『結論で読む人生論』『定年後のリアル』『定年後7年目のリアル』『いつか見たしあわせ』(いずれも草思社)、その他多数。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)勢古/浩爾 1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に34年間勤務ののち、2006年末に退職。1988年、第7回毎日21世紀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

文庫 定年後に読みたい文庫100冊 (草思社文庫)の詳細

本のタイトル : 文庫 定年後に読みたい文庫100冊 (草思社文庫)
作者 : 勢古 浩爾
ISBN-10 : 4794221606
発売日 : 2015/10/2
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 27.73 (現在のサーバー速度は28.79 Mbpsです
以下は 文庫 定年後に読みたい文庫100冊 (草思社文庫) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
これほど正直に自分の好みで本の紹介をしている文章には滅多にお目にかかれない。私も買い忘れていた本を思い出させてもらって、すぐに買って来たり、「絶対にこんな本は読むか」と思っていたのに、これまたすぐに買って読んでしまった本もある(岩波文庫の『戦争と平和』だ)。ただ、宮沢章夫『牛への道』(新潮文庫)について、「『文学界』のピンチョン特集で志村正雄という人が、日本の批評家はピンチョンを論じたりするが、その際に必須の「サブプライム」という概念をみんな知らないのではないか、というようなことを書いた。そこで志村先生は、ではわたしがその概念を教えてあげよう、みたいに解説を始めているらしいのだが、宮沢章夫はそれを読んで、「冗談じゃないか」と思った、というのである。(志村氏は)「〈サブプライム〉とは、限りなく大きなもの、強力なもの、底知れぬもの、驚異の念を起こさせるもの、未知なるもの、不確定なものに対して人間が抱く気持ち、「愕き、怖れ、敬虔の情など)であり、また、それをどのようにして言語化するか(言語に絶して沈黙しかない場合まで含めて)の文体上の特質をあらわす概念である」と書くが、よくわからないではないか」(51-52)ここにある「サブプライム」は著者(勢古 浩爾氏)の引用ミスで、「サブライム(sublime)」の間違いである。いくらなんでも、サブプライムはないでしょう。志村先生、泣きますよ。

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