シャープ「企業敗戦」の深層

シャープ「企業敗戦」の深層

によって 中田行彦


4.2 5つ星のうち(7人の読者)

シャープ「企業敗戦」の深層 - 内容紹介 鴻海VS日の丸連合、巨額買収劇の攻防――。 シャープよ、何処へ行く。「液晶のシャープ」と言われた「勝ち組」が、なぜ敗戦にまで陥ったのか?今後、日本企業のものづくりはどのようになるのか?本書はシャープの技術者として33年間勤務し、最先端の液晶技術研究と巨艦シャープの企業病、組織内部の問題点を熟知する元・液晶研究所技師長(現・立命館アジア太平洋大学教授)の著者が、なぜシャープが凋落したのかを描いた衝撃の企業敗戦ノンフィクションである。シャープ敗戦の原因を「当事者」と「分析者」という二つの観点から分析し、グローバル競争と変化への対応を読み間違えた巨大メーカー崩壊の深層に迫る。シャープ敗戦の教訓から日本のものづくり復活へのヒントを描き出す。 内容(「BOOK」データベースより) シャープ在籍33年の著者が明かす、巨艦シャープ落日の実相。 著者について 中田行彦(なかた・ゆきひこ)1946年、京都生まれ。1971年神戸大学大学院修了後、シャープ株式会社に入社。以降、33年間勤務。太陽電池の研究開発に約18年、液晶の研究開発に約12年関わり、液晶研究所技師長等を歴任。その間、3年にわたり、米国勤務。シャープアメリカ研究所研究部長等を務める。2004年から、立命館アジア太平洋大学の教授として「技術経営」を教育・研究。現在、立命館アジア太平洋大学大学院経営管理研究科教授(技術経営)兼同大学アジア太平洋イノベーション・マネジメント・センター(AP-IMAC)センター長。日本MOT学会企画委員長。2009年10月から2010年3月まで、米国スタンフォード大学客員教授。工学博士(大阪大学)、博士(技術経営:立命館大学)。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 中田/行彦 1946年、京都生まれ。1971年神戸大学大学院修了後、シャープ株式会社に入社。以降、33年間勤務。太陽電池の研究開発に約18年、液晶の研究開発に約12年関わり、液晶事業本部技師長等を歴任。その間、3年にわたり米国勤務。シャープアメリカ研究所研究部長等を務める。2004年から、立命館アジア太平洋大学の教授として「技術経営」を教育・研究。現在、立命館アジア太平洋大学大学院経営管理研究科教授(技術経営)兼同大学アジア太平洋イノベーション・マネジメント・センター(AP‐IMAC)センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

シャープ「企業敗戦」の深層の詳細

本のタイトル : シャープ「企業敗戦」の深層
作者 : 中田行彦
ISBN-10 : 4781614140
発売日 : 2016/3/17
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 28.36 (現在のサーバー速度は27.35 Mbpsです
以下は、シャープ「企業敗戦」の深層に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
本書によりシャープがどのように没落し、台湾企業の傘下へ下って行ったかよくわかった。太陽電池の生産に欠かせない高純度の「ポリシリコン」の需要がひっ迫した際にライバルのQセルズ(ドイツ)や京セラはシリコン材料メーカーと長期調達契約を結んでいたがシャープはこの対応が遅れ、高価格帯での長期契約を余儀なくされたためソーラーパネルバブルの時でも赤字状態だった。半導体では、大型コンピュータ用の高品質DRAM(25年保証)では圧倒していたが、その後、大型コンピュータからパーソナルコンピュータへの時代の変化に対応できず、PC用の半導体で韓国・台湾勢に市場を奪われた。日本メーカーは高品質・高技術を重んじるが、世界では現在市場を席巻している製品より機能は落ちるが「安い・小さい・使いやすい」といった特徴をもつ製品が破壊的イノベーションを起こす。技術的に優れているものが必ずしも売れるわけではない。日本メーカーはリスクを回避するサラリーマン社長的な「ビジョンなき投資戦略」だ。日本の「すり合わせ型」のものづくりは「モジュール型」ですぐにキャッチアップされてしまう。日本メーカーの将来はどうなるのでしょうか・・・

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