社長って何だ! (講談社現代新書)
社長って何だ! (講談社現代新書)
によって 丹羽 宇一郎
4.1 5つ星のうち(75人の読者)
社長って何だ! (講談社現代新書) - 内容紹介 【社長の「本音」がわかれば、仕事は面白くなる!】【部・課長必読! これからのリーダーに必要な「資質と能力」とは?】【一歩前に踏み出す勇気が湧くアドバイスが満載!】・・・・・・・・・・「利益の根源を探る」「決着をつける時の鉄則」「お金は追いかけると逃げていく」「二重人格者であれ」「愛され、かつ恐れられよ」「自分が未熟であることを知る」「“グローバル・スタンダード”への違和感」「社長と乞食は3日やったらやめられない」「社長を辞めれば、ただのおじさん」「世界の真のエリートは寸暇を惜しんで勉強している」「不義理を覚えたほうがいい」「利益至上主義と社内カンパニー制の落とし穴」「過度な成果主義の弊害」「正義が必ず勝つとは限らない」「女性の力をいかに引き出すか」「後継は未熟者に任せよ」・・・・・・・・・・みなさんも疑問に思っているのではないでしょうか。不正会計や検査データ改ざんなど、大手企業の不祥事が相次いでいます。不正が発覚するたびに謝罪会見で深々と頭を下げているリーダーや社長とはどういう存在なのか。あるいは、そうした不祥事をきっかけに大企業経営者の役員報酬が注目されますが、飛び交っているのは一般庶民には縁のないケタ外れの金額です。これだけ巨額の報酬を手にする社長とはいったい何者なのか。・・・・・・・・・・本書では会社を率いるトップを「社長」あるいは「経営者」と表現しています。しかし、これは時と場所によっては、部長や課長といった各部署のリーダーに置き換えることも可能です。会社組織に限りません。いま、政治、経済、教育、スポーツ、世界中のあらゆる分野で、かつてのエリートや知識層といわれるリーダーに対する不信感が渦巻いています。日本人は本来、すぐれた資質を有しています。その能力をどう伸ばし、どう生かすかはリーダーの双肩にかかっています。本書は、日本の未来を拓くリーダーの意義と役割について、あらためて考えるための本です。・・・・・・・・・・【本書のおもな内容】はじめに――リーダー不信の時代に問う第1章 孤独と覚悟第2章 資質と能力第3章 報酬と使命第4章 自戒と犠牲第5章 信頼と統治第6章 後継と責任おわりに――社長の器以上に会社は大きくならない 内容(「BOOK」データベースより) 決断するとき、誰にも相談できない「孤独」が人を強くする―。部・課長必読!これからのリーダーに必要な「資質と能力」 著者について 丹羽 宇一郎丹羽 宇一郎(にわ・ういちろう)元伊藤忠商事株式会社会長、元中華人民共和国特命全権大使。1939年、愛知県生まれ。名古屋大学法学部を卒業後、伊藤忠商事に入社。1998年、社長に就任。1999年、約4000億円の不良資産を一括処理し、翌年度の決算で同社史上最高益(当時)を記録。2004年、会長に就任。内閣府経済財政諮問会議議員、内閣府地方分権改革推進委員会委員長、日本郵政取締役、国際連合世界食糧計画(WFP)協会会長などを歴任し、2010年、民間出身では初の駐中国大使に就任。現在、公益社団法人日本中国友好協会会長、福井県立大学客員教授、伊藤忠商事名誉理事。近著に『仕事と心の流儀』(講談社現代新書)、『人間の本性』(幻冬舎新書)があるほか、著書多数。 続きを見る
社長って何だ! (講談社現代新書)の詳細
本のタイトル : 社長って何だ! (講談社現代新書)
作者 : 丹羽 宇一郎
ISBN-10 : 4065173736
発売日 : 2019/12/11
カテゴリ : 本
ファイル名 : 社長って何だ-講談社現代新書.pdf
ファイルサイズ : 27.23 (現在のサーバー速度は19.63 Mbpsです
以下は 社長って何だ! (講談社現代新書) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
さすが、大会社伊藤忠商事の社長・会長を務めただけのことはる、仰っていることはすべて正しいです。しかし、ここで言われている至言は、押しなべて一流会社の経営者だからいえることである。「なにごとも一流に触れよ」「文句を言う部下ほど重要なポストにつける」「女性を重用せよ」・・・・全くごもっともである。しかし、それほど資金的に余裕のない中小企業、中堅企業には、やりたくてもできないことばかりである。だからこの本を読むべき人は一流企業のサラリーマンである。私も若い時には商社マンの端くれだった。当時の伊藤忠商事は、いわゆる「行儀の悪い会社」の代表みたいな会社であった。伊藤忠と組んで共同商談をすすめていると、隙あらば相手の裏をかいて商売を独り占めしようとする。実は私もやられたことがある。その伊藤忠商事が、かかる立派なことを言う社長をいただくようになった。まことに隔世の感がある。なお、筆者は民主党政権時代に中国大使に任命されて中国に赴任しているが、「中国側に立つ判断」をして、国民の評判は極めて悪かったことを付記しておきます。本書で私が一番共感を覚えた点は次のくだりである。「社長は人間です。しかも、皆さんが考える以上に動物に近い人間かもしれません。普通の人より自己中心的で、貪欲で、スケベ、つまり人間の本性がはっきりと表れる存在なのかもしれません。・・・・・・・(略)・・・その「動物の血」を抑えるものこそがサムシング・グレイトです。人間の力を超えたなにか、があることを信じるからこそ、人間は人間らしく生きていけるように思われます。」
0コメント